身体的問題以外でEDの症状が現れることを心因的EDと呼んでいます。なんらかの精神的な問題、またはストレスを抱えている場合などに起こる可能性のあるED症状です。そのような心因的EDの場合は、摂取すべき成分に変化が。どのような成分を摂取すると効果的なのでしょうか。
GABAの効果効能
GABAはγアミノ酪酸いう正式名称を持ち、リラックス効果に長けた成分として、さまざまな健康食品に活用されている成分です。GABAがリラックス効果に長けている理由は、興奮時に分泌されるアドレナリンなどの神経伝達物質を抑制する働きがあるからだと言われています。興奮を落ち着かせる働きがあるため、リラックスできるのです。
ED 改善を目指す人のためのGABA摂取目安量と効果的な摂取方法
ED改善のために必要なGABAの理想的な摂取量はこちら。
GABA理想摂取量・・・1日約300〜500mg
なかなかリラックスできず、睡眠不足になりがちの人もいるため、GABAの摂取は就寝前がいいと言われています。もしも、それ以外の時間に摂取する場合は、空腹時の摂取がおすすめです。また、GABAの耐用上限量は1000mgです。これを超えると体に悪影響を及ぼすと言われています。
亜鉛が多く含まれている食品は、これらのものが挙げられます。
- 発芽玄米
- 漬物や味噌などの発酵食品
- トマト、なす、かぼちゃ、きゅうり、アスパラガスなどの野菜
GABAの効果を引き出す相性のいい成分とは
GABAの効果を最大限に引き出すため、一緒に摂取するといい成分は、なんといってもビタミンB6です。GABAは体内で分解され合成されますが、その合成に欠かせない成分はビタミンB6です。
ビタミンB6が十分に摂取されていないと、GABAの働きはあまり期待できません。もちろんサプリメントで摂取することも可能です。その場合は、ビタミンB6がミックスされているものをおすすめします。
GABAは即効性がある?摂取期間の目安とそのコストとは
GABAは即効性がある成分として期待されています。体質にもよりますが、1時間後くらいには効果を感じる人が多いとの事。ただし、精神的な薬を飲んでいる人、不整脈の薬を飲んでいる人などは、専門医に相談してからの摂取をおすすめします。
そんなGABAは、発芽玄米に多く含まれる成分。毎日食事から摂取した場合、そしてサプリメントで摂取した場合のコストを比べてみましょう。GABAが最も多く含まれる発芽玄米と比べてみます。
発芽玄米・・・100gに約10mgほどのGABA
成人男性の1日のGABAの摂取量は約300mg〜500mg。今回は最低ラインの300mgとして計算。茶碗1杯の発芽玄米は約140g。ということは、茶碗1杯に14gのGABAが含まれていることになります。300mg摂取するためには、茶碗21杯以上を食べなくてはいけない計算になります。茶碗1杯112円のコストであることを考えると、112×21杯で2352円のコストです。
発芽玄米→1日約2352円
一方サプリメントはどうでしょうか。少し値段高めの例に挙げると、1日300mg程度摂取できるもので、1ヶ月約2500円弱程度。1日あたり83円くらいしかかからない計算になります。サプリメントでの摂取のほうが、圧倒的にコスパがいいということになりました。
GABAサプリメント→1日約82円
GABAの摂取が適している人
GABAはこんな人におすすめです。
- 男性機能が長続きしない人
- 疲れが溜まってなかなかとれない人
- ストレスを抱えている人
- なかなか眠れない人
- 高血圧の人
- すぐにイライラしてしまう人
GABAはアドレナリンなどの興奮神経伝達物質の分泌を抑える働きがあるため、イライラしてしまう人にもとても有効です。またストレスを抱えやすい人、またすぐに落ちこんでしまう人にも効果的。
まとめ
EDには、精神的な問題を抱えることで起きてしまう心因的EDも多くなっています。ストレスによって勃起障害を引き起こしている場合も。GABAはアミノ酸の一種で、リラックス効果に長けた成分。神経伝達物質やホルモンの分泌を抑え、精神状態を落ち着かせてくれます。GABAは発芽玄米や発酵食品などに多く含まれますが、摂取量が足りないため、サプリメントで補った方が便利です。